な , na

なあなあ　naa-naa

意味 ＜分類：擬態＞

気持ちの通じ合った状態。馴れ合いの間柄。

用法

「〜の仲」

• 類似： つうつう，なれなれ

ないない　nai-nai

意味 ＜分類：幼児＞

無い。しまって(おさめて)、または隠してその場から見えなくする。

ないない　内々　nai-nai

意味

所属内部。間柄や身内のこと。内輪［うちわ］。

用法

「〜で済ませる」「〜のことです」

• 類似： うちうち

ないない　無い無い　nai-nai

意味

(1) なにも無い。すべでを失ってしまったようす。　(2) 無いことを強調する言葉。強く否定する言葉。

用法

(1) 「〜づくし」

• 類似： ぜんぜん

なえなえ　萎え萎え　nae-nae

意味

「萎える」＝気力や体力が抜け、ぐったりする。

意味

(1) なえになえたようす。なえて疲れ切ってしまうようす。生気がなく、しおれたようす。　(2) …転じて、衣服などがよれよれになっているようす。

• 類似： (1) へとへと，くたくた，なよなよ　(2) よれよれ

なかなか　中々　naka-naka

意味

(1) かなりの程度をほめ、感心／感嘆するようす、または「随分」「けっこう」の意味の感嘆詞。　(2) …反語として、不徹底・不十分な状態やようす。または、不満な状態やようす。　(3) かえって。容易には(＝困難)。どうしても〜ない。…など、逆の状況や否定の意味をもたらせて使う。　(4) 中程［なかほど］。中途。半途。

説明

後に続く言葉によりまるで異なる意味合いとなる言葉のひとつ。日本語が持つ「あいまいさ」の典型。

用法

(1) 「〜やるなぁ」「〜の出来映えだ」＝立派に完成している。　(2) 「〜起きない」「〜やってくれるよ」＝「やってくれない」と皮肉。　(3) 「〜難しい問題だ」　(4) 「〜そこまでは…」

• 類似： (1) じょうじょう　(4) そこそこ，ほどほど

ながなが　長々　naga-naga

意味 ＜分類：強調＞

とても長い時間／期間。長時間。

用法　 《 表記：一般にひらかな 》

「〜とおじゃましました」「〜お世話になりました」

• 類似： えんえん

ながなが-しい　長々しい　naga-naga-shii

意味

とても長い。秒に久しい。

用法

「〜しい夜」

ながれながれ　流れ流れ　nagare-nagare

意味 ＜分類：強調＞

ずいぶんと流れた(流浪した)ようす。あちこち流浪した結果。

用法

「〜てここまで来た」

• 類似： るる

なきなき　泣き泣き　naki-naki

意味 ＜分類：進行＞

泣きながら。

用法

「〜訴える」

• 類似： なくなく

なくなく　泣く泣く　naku-naku

意味 ＜分類：強調，進行＞

(1) 泣きながら。　(2) …転じて、不本意ながらおきらめて同意するようす(それは大きな悲しみを伴う)。

用法

(1) 「〜帰途［きと］についた」　(2) 「〜手放した」「〜あきらめた」

• 類似： (1) なきなき　(2) しぶしぶ，いやいや

なぞなぞ　謎々　nazo-nazo

意味 ＜分類：名称＞

(1) 言葉の中に他の物事を含ませた言葉の遊び。謎遊び。なぞかけ。　(2) 遠回しに、それと悟らせるように言うこと。

用法

(1) 「〜のようだ」「〜合わせ」

などなど　等々

意味 ＜分類：強調，複数＞

等［など］を強調したもの。

用法

例を複数あげ(紹介し)た後ろにつける。さらに／他にも多くの種類、場合、方法などがあることを示唆することもある。「とうとう」に比べ、口語的表現。「〜、いろいろな方法があります」

• 類似： とうとう，いろいろ，しゅしゅ，もろもろ，かずかず，るる

なでなで　nade-nade

意味 ＜分類：幼児＞

(髪や頭を)なでる。

用法

「〜する」「〜してあげるね」

なになに　nani-nani

意味 ＜分類：声音＞

(1) 相手の言葉や問いかけに応じる時に発する語。少しの疑問を感じて発する「何ですか？」　(2) さほど重要ではない(些細なこと)ことで否定する時に発する語。「なぁーに」

用法

(1) 「〜、どうした？」　(2) 「〜、心配しなくていい」

• 類似： (1) なんだなんだ

なになに　何々　nani-nani

意味 ＜分類：複数＞

はっきりしないことを並べあげる言葉。

用法

「〜が必要か言ってください」

• 類似： しかじか，うんぬん

なまなま-しい　生々しい　nama-nama-shii

意味 ＜分類：強調＞

(1) たったいま起きた、または行われたように新しいこと。　(2) 真にせまって、生き生きしているようす。

用法

(1) 「〜しい体験をした」「〜しい傷跡」　(2) 「〜しい描写」「〜しく思い出す」

• 類似： (2) いきいき

なみなみ　nami-nami

意味 ＜分類：強調＞

溢れ［あふれ］こぼれるほどに満ちたようす。とても満ちたようす。満々。

用法

「酒を〜と注ぐ［つぐ／そそぐ］」

• 類似： まんまん，なんなん

なみなみ　並々　nami-nami

意味

(1) 並ぶこと。同様なこと。　(2) ごく普通。あたりまえ。ひととおり。

説明

(2) の用法では否定し強調する「〜ならぬ」(＝とても普通ではない)以外の例はみられない。

用法

(1) 「〜と居並ぶ」　(2) 「〜ならぬ努力」

なみだなみだ　涙涙　namida-namida

意味

涙なくしては聞けない(とても悲しい)物語りや内容の話。涙がとどめなく流れるような悲しいようす。

用法

「〜の物語です」

なむなむ　namu-namu

意味 ＜分類：幼児＞

仏教で、祈りで唱えられるお題目［だいもく］の「南無阿弥陀仏」や「南無妙法蓮華経」が転じて、仏壇にお祈りすること。

なむなむ　namu-namu

意味

…京都の方言で「」

なめなめ　name-name

意味 ＜分類：進行＞

(舌で)舐［な］めながら。

用法

「キャンディーを〜テレビを見る」

• 類似： のみのみ，たべたべ

なよなよ　nayo-nayo

意味 ＜分類：擬態＞

とても軟弱な感じ(しかし実際にはそうではない)ようす。しなやかなようす。

用法

「〜とした態度」「〜した男だ」」〜と垂れている」

• 類似： へなへな

なれなれ-しい　慣れ慣れしい　nare-nare-shii

意味 ＜分類：強調＞

(1) とても慣れている。 (人付き合いが)心やすそうである。　(2) …転じて、度が過ぎて、無遠慮である。ぶしつけな感じ。

説明

一般には(2) の場合に不快感を伴って使われる。

用法

(1) 「二人は〜しくしている」　(2) 「〜しい口をきく」

• 類似： (1) なあなあ

なんなん　nan-nan

意味 ＜分類：強調＞

(なみなみの転用)いっぱい。満杯。

• 類似： なみなみ，まんまん

なんなん　南々　nan-nan

用法

「南南西」「南南東」

• 類似： ほくほく

なんなん　喃々　nan-nan

意味

(1) ぺちゃくちゃ喋る［しゃべる］ようす。くどくどしく言うようす。　(2) 読書の声。

用法

「喋々［ちょうちょう］〜」

• 類似： ちょうちょう，くどくど

なんどもなんども　何度も何度も　nandomo-nandomo

意味 ＜分類：強調＞

何度も同じことを繰り返す、または繰り返されることや、そのようす。

用法

「〜失敗した」「〜同じことを言わせるな」

• 類似： くどくど，かさねがさね

なんのなんの　nanno-nanno

意味 ＜分類：声音＞

返礼の言葉「なんの、これしき(これくらいのことはなんでもありません)」の略。なんでもない(＝たいしたことはない)こと。