ここは、いわゆる広島弁の中でも呉地域の方言を集めたものです。胤森弘が書き残した
「呉方言50年の衰微」から使用例を抜粋し、私が方言を喋り 内容を補足しました。
「呉方言50年の衰微」とは・
記述での注意点・
著者・胤森弘と私・
呉方言の特徴
615
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ナー
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ない(無い)
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SMF
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C
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アリャー モー ナーンカ
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あれは もう ないのか
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補足:
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この用例の返答は「アルモンカイ」かも。「無い」は他に「有る」の否定で「アリャーセン」とも言うからだ。
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616
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ナーヨーニナル
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なくなる
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SKFN
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B
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ナーヨーニナラン ウチニ タベヨ
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なくならない うちに 食べよ
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補足:
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私は「ナヨーンナル」などとも言ったが…。
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617
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ナオ'ス
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元の所に戻す
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HK
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C
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アリョー ナオシトケーヤー
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あれを もとのところに 戻しておけよ
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補足:
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もちろん「修理する」「正しく修正する」などの共通語と同じ意味でも使う。
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618
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~ナカイ
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~のあいだ(間)
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KH
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A
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ナガイナカイ アワンカッタノー
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長い間 会わなかったねえ
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補足:
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期間を指す「中(なか)」に無意味な語呂の「い」が付いた言葉だろう。このての言葉は江戸っ子弁に多いが…。
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619
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ナガ'シュー
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長く
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F
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B
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ナガシュー イカンカッタケーノー
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長らく 行かなかったからねえ
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620
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ナカヨゲニ
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なかよさそうに(仲良さそうに)
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B
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ナカヨゲニ フタリデ イキンサッタ
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なかよさそうに 二人で いかれました
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621
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ナカルマイ
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無いだろう、あるまい
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SFMHG
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B
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ソガナコター ナカルマイガノー
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そんなことは あるまいねえ
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補足:
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「マイ」は「マー」ともなり、推定・推測の「だろう」のこと。「アルマイ(アルマー)」は反語のようだが、実は同意。
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622
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ナゲヒザ
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足を横にして座る
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N
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A
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ヒトマエデ ナゲヒザ スルナヨ
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人の前では 足を横にくずして すわるなよ
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補足:
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参考:651「ヌベル」
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623
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ナ'シテ
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なぜに、なんで
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SMHKZFN
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C
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ナシテ ワシニ イワンカッタンタ
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どうして わたしに 言わなかったのか
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同意:590「ドシテ」
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624
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ナスグル(ナスクル)
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責任を転嫁する、なすり付ける
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SFN
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B
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ワシニ ナスグルナヨ
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わたしに 責任を転嫁するなよ
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類似:650「ヌスクル」(塗り付ける)
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625
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ナゼル
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撫でる(ナデルの訛)
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SN
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B
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キモチガワリーケー ソコラー ナゼルナヨ
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気持ちが悪いから そこらを なでるなよ
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626
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ナドル
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なぞる
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K
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B
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ナドッテ カイチャー ダメヨ
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なぞって 書いては だめだよ
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同意:147「エドル」
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627
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ナ'バ
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きのこ(特にマッタケ)
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SMHKZGN
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A
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ウチノヤマニャー ナバガ エットトレルンデ
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うちの山には きのこが たくさんとれるよ
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628
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ナベスケ
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鍋を乗せる台(ナベ、カマを敷く具)
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SHFN
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A
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ナベスケガ アッタンジャガ ミンカッタカ
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鍋をのせる台が あったのだが 見なかったか
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629
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ナルヘソ
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なるほど
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N
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B
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ナルヘソ、ソージャッタンカ
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なるほど、そうだったのか
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補足:
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これは方言というより、単にふざけた言い方だっただけではないのか?
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630
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ナ'ンカカンカ
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なにか
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B
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ナンカカンカ アローガ、ナンカ ダシテクレーヨ
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なにか あるだろう、 なにか 出してくれよ
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補足:
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「ナンヤカンヤ(なんだかだ)」、970「ナンジャカンジャ」といういうのもあるが、それとは違う。「なにか」を 強調している言葉。 |
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631
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ナンキン
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南瓜(かぼちゃ)
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KMHZN
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C
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キョーモ マタ ナンキンカ
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今日も また かぼちゃか
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補足:
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主に関西では広く「なんきん」とよばれる。「かぼちゃ」の語源は「カンボジア」。
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970
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ナンジャカンジャ
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何やかや
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S
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ナンジャカンジャユーテ ゼニュー ダスマーオモーテカラ
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なにやかやといって 金を 出すまいとおもってから
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632
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ナンチューコトナラ
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どういうことか
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MHFN
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B
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ソリャーマタ ナンチューコトナラ
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それはまた どういうことかね
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補足:
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疑問のこともあるし、時にはあきれたりした感嘆語でもある(「なんてこった」)。
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971
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ナンタラカンタラ
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何とかかんとか
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S
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デキンデキン イーナガラ ナンタラカンタラ ヤリヨルノー
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できないできないと 言いながら なんとかかんとか やってるなあ
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633
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ナンデ'ー
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なんですかねえ
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B
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ソーユーテモ ナンデー、アシタワ マケルド
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そういっても なんだね、明日は 負けるぞ
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補足:
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ここの「ナンデー」は疑問ではない。「そうねぇ」「まあ」「ええっと」といった類の意味の薄い会話言葉。
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634
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ナンナ'イ
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なんですか
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MH
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C
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イケー ユーンジャガ イッタイ ナンナイ
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行けと いうんだが 一体 なんのことか?
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635
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ナンナ'イト
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何なりと、なんでも
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SFN
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C
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ナンナイト ユーテ ツカーサイ
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何なりと いって ください
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636
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ナンナラ
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都合によれば
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K
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C
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ナンナラ ワシガ イッテ ヤローカ
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なんだったら(都合がよければ) わたしが 行ってあげようか
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補足:
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この語にはこの用例とは似つかわない別の意味を持っていて、「何か文句でもあるのか」といった喧嘩言葉だ。 これを「ラ」を巻き舌で発音することから、呉方言のガラの悪さを代表する。 |
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637
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ナンボ'ー
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いくら
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SMHKZIN
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C
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コリャー ナンボー カイノー
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これは いくら ですか
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補足:
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今でもよく使われる広島弁のひとつ。「~ボー」を引っ張らないことも多いが、それでも大阪弁の「なんぼ」とは 少しニュアンスが違う。 |
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638
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ナンボーニモ
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どうにも、どうしても
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HFN
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B
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ナンボーニモ イカレンヨーニナッタ
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どうにも 行かれなくなった
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639
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ナンマンキビ
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とうもろこし
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MH
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A
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ナンマンキビュー ヤイテクレー
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とうもろこしを 焼いてくれよ
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